最近炊飯器が壊れてずっと鍋でご飯を炊いていた筆者。ガス火で炊くご飯にすっかり魅了され、いっそ炊飯用の土鍋を買ってみることにしました。
値段に惹かれて選んだのはニトリの「炊飯土鍋 3合炊き」。税込999円とお値頃なので、高いお鍋を買って使わなくなったら…という人にもオススメです。
おおよそのサイズは幅17cm、高さ14cmと炊飯器よりもずっとコンパクト。上蓋と穴の開いた中蓋の2重構造になっています。
といだお米と水を入れ、30分程浸水させたら炊飯開始。
お米の量にもよりますが10分ほどでフタから湯気が上り、中からバチバチと煮える音が聞こえてきます。その後火加減をとろ火にして10分前後。さらに15~20分蒸らせば完成です。
お米が炊き上がるまで途中でフタを開けるのはNG。そのため、開ける瞬間は毎回生まれたてのわが子と対面するようにドキドキします。今回は3合分なので失敗したら大変なことに…
ほわーんと立ち上がる湯気の中から、つやつやと輝くご飯が現れました。
鍋底にはおこげもできています。
はっきり粒感を感じつつも、芯までふっくらとした食感。お米の香りとほど良い甘みが引き出され、おかずの味を引き立ててくれる炊き上がりです。
もちろん、少なめの1合でもちゃんと炊けます。説明書通りに作るとおこげがしっかりできるので、お好みで火加減や水加減を調整すると良いかと。沸騰→弱火→蒸らしの工程さえ守れば大失敗することはありません。
おかゆもやってみて!
気候の変化や忙しさで体調を崩しやすい冬。炊飯土鍋でぜひ作ってみてほしいのがおかゆ。米0.5合と水2.5合を鍋に入れ、フタを開けたまま中火でひと煮立ちさせます。
一度火を止めて落ち着かせたら再び弱火にかけ、フタをして15~20分(固さを見ながら調整してください)。その後5分ほど蒸らし、塩をひとつまみ加えて完成です。
土鍋の保温性によりふっくらと炊けたおかゆは、カラダの芯からほっこり温めてくれます。寒い日の朝ごはんにもピッタリですよ。
お好みで梅干しや塩昆布を足して
ボタン1つで炊けて予約までできてしまう炊飯器の便利さにはかないませんが、たまに使ってみて味の違いを楽しむのも面白いと思います。せっかくの“食欲の秋”、ご飯にもこだわってみては?