1982年に発売されたロングセラーの除湿剤「水とりぞうさん」。筆者の実家では押し入れ用にタンクタイプの水とりぞうさんを使っており、溜まった水をジャーっと捨てるのが子どものころの楽しみでした。可愛いゾウさんのロゴに見覚えがある人も多いのではないでしょうか。
筆者はタンクタイプしか知らなかったのですが、水とりぞうさんが形・用途さまざまな商品を展開していることを最近発見。試しに買ってみた3商品をご紹介します。
水とりぞうさん クローゼット用
「水とりぞうさん クローゼット用」は、フックがついたシートタイプの水とりぞうさん。クローゼットにかけておくと内部の湿気を吸収し、ゼリー状に固まっていきます。防カビ剤や消臭剤が配合されており、カビ対策やニオイ対策にも有効。薄型のため場所を取らず、防虫剤とも併用できます。
使用基準の目安はクローゼット約2,400L(例:約幅180cm×高さ210cm×奥行60cm)に2シート。使用期間の目安は梅雨期などが1~3か月、真夏期などが1か月、秋冬期などが4~6か月。一袋2シート入りで、価格帯は600円前後です。
水とりぞうさん くつ・ブーツ用
「水とりぞうさん くつ・ブーツ用」は、靴やブーツに入れて使う水とりぞうさん。幅広で靴内部にフィットしやすく、専用のスタンドを使えばブーツにもスムーズに設置できます。銀系無機抗菌剤入りシートと特殊消臭剤により、雑菌の繁殖抑制や消臭効果もあります。
天日干しすることで除湿機能が再生し、繰り返し使用可能。ただし使用期間の目安は6か月となっています。一袋に一足分入っており、価格帯は500~600円前後です。
水とりぞうさん どこでもテトラ
「水とりぞうさん どこでもテトラ」は、意表を突かれるテトラ型(ピラミッド型)の水とりぞうさん。ふにゃっと変形するミニサイズのため、引き出しの中、靴の中、下駄箱の中、シンク下などに気軽にポンっと置き、除湿ができます。食器棚にも使えますが、食品庫に使用できない点は注意。
使用期間の目安は約1か月。「2か月を過ぎたら放置せず、必ず新しい製品とお取替えください」と注意書きがあります。使い始めた時点でカレンダーに交換時期を書き込んでおくと、放置する心配がなく安心ですね。一袋10個入りで、価格帯は500~600円前後です。
カビやニオイなど、さまざまなトラブルの原因になる家の中の湿気。ドラッグストアや通販サイトなどで「水とりぞうさん」のロゴを見かけたら、買ってみてはいかがでしょうか。水とりぞうさんからは上記商品のほかにも、引き出し・衣装ケース用やタンス裏用、流しの下・収納庫用などが展開されています。