お肌のためにも、健康のためにも、乾燥する冬場は積極的に使いたい“加湿器”。でも「フィルター掃除が面倒」と感じる人もいるのではないでしょうか。定期的に掃除しないと雑菌が繁殖してしまうわけですが、水仕事は億劫だし、つい忘れてしまいがちなんですよね...。
「加湿したい、でも手間は省きたい!」と悩む人に。筆者が2018年に購入した象印「スチーム式加湿器/EE-RN型」をご紹介します。
一度沸騰させた清潔な蒸気で部屋を加湿する“スチーム式”の加湿器。見た目も機能もまさに「電気ポット」といえる、ずん胴の形をしています。
使い方はごく簡単。タンクに水道水を入れ、運転モード(「高め」「標準」「ひかえめ」「強」「弱」)を選んで待つだけ。中の水がぼこぼこと音を立てて沸騰しはじめ、少し経つと約65度まで冷まされた蒸気がもくもくと立ち上り、部屋を加湿してくれます。しっかり沸騰させてある蒸気だから、なんだかクリーンな感じで気分がいい!
筆者は購入前、音がうるさくないかと心配していたのですが、結論は“問題ないレベル”。沸騰中は音が大きめですが、すぐに気にならない程度の小さな音に落ち着きます。就寝中に使用しても、家族全員睡眠を妨げられることはなし。ただし音の感じ方は個人差がありますし、神経が高ぶっているときや寝つけない夜などは気になることもあるかもしれませんね。なお、「湯沸かし音セーブ」モードを使って沸騰音を軽減することはできます。
丸洗いすることはできず、お手入れするときは上蓋や蒸気カバーなどを外して、汚れを洗い流したり、拭き取ったりします。パーツを分解でき、細かい部分まで簡単にきれいにできるのが好印象。そしてタンク内側についたカルキ汚れは、電気ポット同様にクエン酸を使い、「クエン酸洗浄」モードで落とします(1~2か月に1回)。ある程度の手入れはやはり必要ですが、個人的にはフィルター掃除よりだいぶ楽に感じています。
部屋の湿度を3段階(「低湿」「適湿」「高湿」)で示す機能や、「空だき防止」、「転倒時自動オフ」、「チャイルドロック」などの安全機能も嬉しい象印のスチーム式加湿器。今年加湿器を買おうと思っている人は、候補の1つにしてみてはいかがでしょうか。「EE-RN」は2種類の容量(2.2L、3.0L)があり、価格はそれぞれ1万3,000円前後。2019年には新モデルのスチーム加湿器(EE-RP35/EE-RP50型、EE-DA50型)も発売されています。