「ヤマザキ 春のパンまつり」（2/1～4/30）にあわせてお届けしている企画“好きな山パン5選”。えんウチ編集部員が選んだ「今食べてもやっぱりおいしい“思い出”の山パン」をご紹介しています。昨日の「菓子パン編」に続き、第２回の本日は「ケーキ編」。ダイエット中の人も今日はぜひ、欲望を解禁しましょう！

第2回「ケーキ」編

1.「まるごとバナナ」


まず選ばれたのは、わかりやすくキャッチーな名前の「まるごとバナナ」。ソフトなスポンジ生地に、バナナ丸ごと1本とたっぷりのホイップクリームがくるまれています。スポンジの軽やかさとホイップのコク、バナナのすっきり感が絶妙なバランス。老若男女に愛されるパーフェクトな味わいです。編集部員Aのコメントをご紹介しましょう。




「手軽にケーキみたいな味が楽しめる、ボリュームがある、お皿がいらない点が嬉しい。キャンディ包みの両端にある金色のシールをぺろってはがすのも特別感がある」

そうそう。金色のシールを外したり、包みからケーキを取り出したり。食べるまでのプロセスにもワクワク感があるんです。そしてお目見えする黄金色の輝かしいルックス。その眼福な姿には、「ふちが波打つ白いお皿にのせて朝食にすると、ヨーロッパのお姫様的な気分になれる（なれた）」という声もありました。“ふちが波打つ白いお皿”をお持ちの方、ぜひお試しください。春のパンまつりのお皿もきっとよく合いますね。



2.「シューロールケーキ」

続いては、やはりたっぷりのクリームがおいしい「シューロールケーキ」。なぜシュー皮でロールケーキを巻こうと思ったのかナゾですが、そんな疑問は無粋なだけ。これ作った人はとにかくエライ！その独特の設計は、編集部員たちの心もガッチリとらえています。




「シュー皮の固めの歯ざわりの後に来るスポンジのフワフワ感とクリームのほわほわ感がたまらない。クリームのほどよい甘さも大好きで、容器についた残りカスまでスプーンですくいとってしまう。子どもの頃は1切れしかもらえないのが不満で、家族の分のシュー皮をこっそりむしったりしていた」（編集部員M)

「これだけ凝った食感と安定のおいしさが楽しめるのにコスパ良すぎ！ 父が好きで頻繁に買ってくるんですが、4人家族で4切れ入りなのに1人で2切れ食べるんですよね。それくらいおいしいんでしょうね」（編集部員S）

さて、たっぷり詰まったホイップに気をとられがちなこの「シューロールケーキ」。よく見ると、実はカスタードクリームも薄く巻き込まれているんです。1袋200円程のお手ごろ価格なのに、なんと細やかなつくりなのでしょうか。その心意気にもう泣けてきます...。

3.「ロールちゃん」

長～い耳がなんとも可愛いパッケージの「ロールちゃん」。全長18cmほどのインパクトながら直径は小さいので、パクパク食べられる気軽さがあります。定番フレーバーは「ホイップクリーム」と「チョコクリーム」で、今回購入したのは「ホイップクリーム」。たまごが豊かに香るしっとりなめらかな口どけは、さながら上質な伊達巻のような味わいです。編集部員Aのコメントを見てみましょう。





「パッケージのキャラクターがフレーバーによって違うことを喋っていて、そのゆるさが気に入ってます。スーパーで見かけると何言ってるか確認してしまう。半分に折って母と食べた記憶があります。『ロールちゃんあるよ』って言われると嬉しい。ネーミングがいい」


可愛くて、ゆるい感じもあって、食べればしっかり美味しいという、子どもも大人もニッコリのおやつ。公式サイトを見ると「練乳いちご」という期間限定商品があるようで、スポンジに水玉模様が入っているという、これまたすっごく可愛い見た目なんです。筆者はまだ見つけていないのですが、気になる方はスーパーなどでチェック！

4.「北海道チーズ蒸しケーキ」

表面にぽっかり描かれた北海道のシルエットが可愛い「北海道チーズ蒸しケーキ」。スフレのようにふわふわで、口の中でシュワーッととろける食感、そして後に残るしっかりした甘みとコク。「毎日でも食べたいくらい好き」という人も多いのではないでしょうか。その味わいの秘訣は、“贅沢に使った”という北海道のチェダーチーズ入りチーズクリームのよう。朝食にもしたくなる満足感は、そんなこだわり素材から生まれるのかもしれません。編集部員Aのコメントを見てみましょう。




「昔からの定番、菓子パン数個買う時は絶対ラインナップする。ほわほわ食感とチーズの味わい、甘さのバランスがほどよく、表面の模様もかわいい。冷凍するとベイクドチーズケーキっぽい食べごたえが出る」

“冷やして食べる”派も多いチーズ蒸しケーキ。生地の食感がキュッと引き締まり、ゆっくりとろける口どけに変わることで、濃いコーヒーにもぴったりの重厚な味わいに変化します。逆に電子レンジで軽く温めるとしっとり＆ふわふわ感が増して、できたての蒸しパンのような軽やかさ。チーズの独特な風味も引き立ち、これまたクセになります。

5.「アップルパイ」

リンゴがゴロゴロ入った本格派も魅力的ですが、親しみを感じるのはやっぱりこういう素朴なアップルパイ。しっかり焼けたパイの香ばしさと、サクッとした表面、少しモチッとした生地、そしてさらりとしたリンゴジャムが最高の一品です。ジャムの比重は少なめながら、果肉のシャキッとした歯応えとキレのある甘さで存在感はバッチリ。編集部員Mのコメントを見てみましょう。




「鯛焼きもシュークリームも、中身より“皮”が好きな人間にとって、理想のバランスのアップルパイ。とにかくパイ生地がおいしく、爽快なリンゴジャムがそのおいしさをさらに引き立ててくれる。油っこさや甘ったるさがなく気軽に食べられるのが魅力」

菓子パンの感覚で食べることが多い「アップルパイ」ですが、オーブントースターで軽く温めてホイップやアイスを添えれば、見た目も味もゴージャスなデザートに変身。気のおけない相手とのお茶菓子にいかがでしょうか。


というわけで、えんウチ編集部が自由な視点で選んだ“思い出の山パン”のケーキ編は「まるごとバナナ」「シューロールケーキ」「ロールちゃん」「北海道チーズ蒸しケーキ」「アップルパイ」の5つでした！

さて、ここで編集部員Sより耳寄り情報が。「春のパンまつり」対象ではないものの、悪魔的においしい「アップルケーキ」なる商品が近くのスーパーに不定期で入荷するとのこと。さっそく買ってきてもらったところ、んー!?なんだかよくわからないけど、とりあえず見たことのない姿です。




スライスしてみるとナイフにずっしりくる重い手応え。スポンジのような生地にシロップやジャムを混ぜ込んであるのか、さまざまな甘みが交差しながら口の中で溶けていきます。この味、なんと説明したらいいんだろう。とりあえず思考が止まるくらいにおいしくて、パクパク食べてしまう...。



残念ながらレアアイテムなので、オススメはしづらいこの「アップルケーキ」。少し似た味わいとして「しっとり りんごのケーキ」という商品もあるので、ご興味ある方はこちらをどうぞ。パイ生地で“シロップがけのスポンジ＋りんごプレザーブ”を包み込んだ、ボリュームある味わいのケーキです。素朴で優しい甘さにまとまっており、子どもにも喜ばれるかと。




2回にわたってお届けした「好きな山パン5選」、みなさんのお気に入りはありましたか？筆者は今回久しぶりに食べたものも多く、「昔おいしかった物は今でもおいしい」と実感できました。大人になってから菓子パンやケーキをあまり食べなくなったという人も、久しぶりに懐かしの味を楽しんでみてはいかがでしょうか。