大和ハウス工業「家事年収シミュレーター」
えっ、こんなにもらえるの!?

夫婦共働きの家庭も増えてきた昨今、「家事は夫と協力してやる」という人も多いかと思いますが、その負担は本当に平等なのでしょうか?

大和ハウス工業「家事年収シミュレーター」
家事のシェア、できていますか?

大和ハウス工業が1月9日に公開した「家事年収シミュレーター」は、掃除や洗濯、料理など一般的な家事はもちろん、「飲みっぱなしのグラスを片付ける」「子どもの学校業に参加する」といったささいな“名もなき家事”も含めて年収を換算できるシミュレーター。


大和ハウス工業「家事年収シミュレーター」
大和ハウス工業の公式サイトで公開中

計算方法は、掃除・ゴミ捨て/洗濯/料理・買い物などの項目別に家事を実施している時間を選択するだけ。ゴミ捨てやお風呂掃除、育児をしていない筆者でも、その年収は約70万という結果になりました!1年でこれだけもらえたら暮らし向きがガラリと変わりそうです…。

大和ハウス工業「家事年収シミュレーター」
各家事にかけている時間を選択していくと

大和ハウス工業「家事年収シミュレーター」
家事年収を教えてくれます
(金額は内閣府のデータを基に、専門業者への依頼額を基準として参照)

金額はもちろん、注目したいのは名もなき家事の内容。家事というほどでもない、と自分だけで負担していると知らぬ間に多くの時間を費やしているかもしれません。

“名もなき家事”の一例

大和ハウス工業「家事年収シミュレーター」

・トイレットペーパーが切れたら交換する
・使いきったティッシュを取り替える
・玄関の靴を揃える、靴箱に片付ける
・郵便物をチェックし、不要なチラシなどを捨てる
・町会やマンションの会合に参加する
・ペットや植物の世話をする
・汚れたタオルを取り替える
・食べ残した食品を冷蔵庫にしまう

■家事のマネジメントは企業の管理職に相当する!?

なお同社が共働き家庭の主婦に行った労働時間のアンケートでは、食事を作る、洗濯物を干すといった主要な家事の時間が短く、これについて家計研究科の氏家祥美さんは「毎日の家事を工夫して短縮しているから」と推測。さらに家族全員の予定や健康状態を把握し、すべてが上手く回るようマネジメントする役割は企業で言えば管理職にも相当するといいます。

そんな中、名もなき家事を家族一人一人が当たり前にやるようになるだけで、主婦の負担は軽減できると氏家さん。あくまで架空のシミュレーションですが、ハッとさせられる項目も多いので旦那さんやお子さんと話し合いつつ、一緒にやってみてはいかがでしょうか?