先日夏服をしまうコツについてご紹介しましたが、その際取り出したニットに原因不明のシミを発見。お気に入りだっただけにとてもショックを受けました…。
諦めきれず調べたところ、“魔法水”という家庭で作れる万能シミ抜き剤を発見。様々な情報番組で紹介され、ネット上でもその作り方が話題になっているとか。
そのムック本「魔法水でシミが落ちる!」が折よく9月に発売されたとのことで、早速購入して実践してみました。
わらにもすがる思いで購入
魔法水の作り方
同書の監修は茨城でクリーニング店を営む横倉靖幸さん。衣類のメンテナンスに定評があり、“シミ抜きの神様”と呼ばれているそう。横倉さんが提唱する魔法水は、シミの主な原因である食べこぼしに効果があるもの。材料は以下のとおりです。
・液体の酸素系漂白剤 小さじ3
・重曹 小さじ1
・食器用中性洗剤 3滴
まずはボウルに漂白剤を入れ、重曹を加えます。生地を傷める恐れがあるため、必ず液体の漂白剤を使用しましょう。
さらに食器用洗剤を3滴だけ加えます。除菌効果のあるタイプは色落ちのおそれがあるのでNG。
歯ブラシで軽く混ぜ合わせたら完成。作り置きはできないので3時間以内に使いきりましょう。
食べ物のシミならお任せ!
まずは醤油のシミで実験。シミの下にキレイなタオルを敷き、歯ブラシで魔法水を叩き込みます。タオルの位置をずらしながら、タオルに色移りしなくなるまで繰り返します。
水でよくすすぎ、すぐに普段通り洗濯したら完了。画像はすすぎ直後ですが、既に真っ白です。
あまりにも跡形もなく落ちてしまったので、同様にケチャップのシミを半分だけ落としてみました。シミ抜きしていない部分との違いがはっきり分かりますね。
ニットも落ちた!
さて、冒頭のニットはどうでしょうか。何のシミかは分かりませんがダメ元でやってみたところ、こんなにキレイになりました!※色柄物は目立たない場所で色落ちテストを忘れずに1冊で洗濯名人に
このほか同書には、化粧品やインク、自転車オイルなどの落とし方、デリケート衣料の洗い方、アイロンがけのコツなど洗濯のすべてが掲載されています。意外と教わる機会がない洗濯ノウハウですが、この一冊があれば洗濯名人になれちゃいますよ。何よりうっかり汚してしまったお気に入りの服を自分でお手入れできるなんてこんなに嬉しいことはありません。洗濯が楽しくなるシミ抜き技、困った時はぜひ一度お試しください!