生きていると頻繁に遭遇する「ちょっとはさみ持ってない?」というシーン。裁縫セットから小さなはさみが出てくると“女子力高いなぁ~”と感じますが、最近ははさみ自体もかなり進化していますよね。
ではどのはさみを買うべきなのか?比較的どこでも手に入りやすい4社の携帯はさみを比べてみました。
トランスフォーム技術がスゴイ
今回購入した商品は、プラスの「フィットカットカーブ ツイッギー」(650円)、サンスター文具の「スティッキールはさみ」(500円)、ミドリカンパニー「CLコンパクトハサミ」(600円)、クツワ「携帯はさみ」(450円)の4種類。※すべて税別まずはそれぞれの特徴と最終形態をチェックしていきましょう(以下、メーカー名で表記します)。
プラスは同社の特徴である“根元から刃先まで軽い切れ味”のベルヌーイカーブ刃を採用。キャップを外してスライドロックを外すと刃が開きます。
同じくスティックタイプのサンスター文具は刃先についた“バネ”が特徴。キャップを外すとすぐ使えます。
ミドリは片手で本体を抑えつつスライダーを外すと刃が出てきます。
クツワもスライド式。ボールチェーンが付いているのでキーホルダー感覚で持ち歩けます。
持ち歩きと安全面
最も小さいのはクツワですが、ペンケースや化粧ポーチなどに入れることを考えたらスティックタイプも出し入れしやすそう。ミドリとクツワはしっかりとロックでき、小さな子どもが外しにくい構造です。サンスター文具は開けるとすぐ刃が開くのでちょっと怖いかも。色々切ってみた
・プラスチックタグ購入した商品についているプラスチックやゴムのタグを切ってみると、手ごたえにかなりの差が。最も軽い力で“パチッ”と切れたのはバネの力が強いサンスター文具。以下、プラス、ミドリとなりました。
・ほつれ糸
服からぴょんと飛び出た糸を切る細かい作業には、刃渡りが最も短いクツワがスムーズ。
うっかり他の場所まで切らないで済む
・スクラップ
雑誌の切り抜きはプラスが早く、正確に切り取れました。筆者は自宅のはさみも同じくフィットカットカーブですが、同等の使い心地です。
・お菓子の袋
ザクザクと急いで開けたいお菓子の袋。個人的に握りやすさはダントツのミドリが切りやすく感じました。
というわけで、想像以上にそれぞれの個性が発揮されていた各商品。いつ何時必要になるか分からない携帯はさみですが、どれも「切りづらくてイライラする」ということはないのでお好みのデザインを選んで問題ないかと思います。個人的には、唯一片手で刃を出せるプラスがしっくりきました。
せっかちなので嬉しい
何より、こんなにコンパクトながら普通のはさみに引けを取らない使い勝手の良さに感動。まだお持ちでない方はカバンやポーチに1本入れておいて損ナシですよ!