池袋「すずめや」のどら焼き
とっておきのおやつ、買いに行きます

様々な路線のターミナルになっている池袋は、昔から人口が多く最先端ファッションからエンターテイメント、サブカルチャーまで様々な文化が混在する街。近隣には情緒たっぷりの雑司ヶ谷もあり、東京らしさを凝縮したエリアともいえます。

池袋駅東口の看板
今日も人が多い…

今回は、そんな池袋を見守ってきたお店で“とっておきのおやつ”を調達しましょう。

路地裏の名店「すずめや」

池袋の和菓子店「すずめや」
すずめのようにかわいらしいお店

まずは午前中のうちに行っておきたいお店へ。東口から南池袋郵便局・本立寺方面へ7分ほど歩くと小さな和菓子店「すずめや」があります。

店頭で売られているのは5種類ほどの和菓子のみ。名物のどら焼きは、早い時は午前中で売り切れてしまうとか。この日も次々とお客さんが訪れていました。

池袋の和菓子店「すずめや」
どら焼き1個160円(9月末時点の価格です)

空気をたっぷり含んだふわふわの皮には、スッキリとした甘さの粒あんがぎっしり。ほくほくとした豆の食感があるのに全体の口どけがとても良く、ドラえもんがパクパク食べるあの感覚で軽く食べられます。筆者のどら焼き経験は人並みですが、その中では一番おいしい。

池袋の和菓子店「すずめや」
斬新さはないけどしみじみおいしい

昔からあるけど初来店

池袋の洋菓子店「タカセ」
昔から見てるけど、入ったことなかった

続いて、東口の横断歩道を渡ってすぐの場所にある洋菓子店「タカセ」へ。こちらでは店舗オリジナル菓子「アーモンドチュイル」が人気だとか。

池袋の洋菓子店「タカセ」
3個入りで390円
箱入りもあります

アーモンドチュイルは、ビスケットの上にバター、はちみつ、生クリームと一緒に煮詰めたスライスアーモンドを重ねた焼き菓子。今回はチョコレートでコーティングされているものを買いました。色々な食感と甘さ、アーモンドの香ばしさが一気に押し寄せてきて、焼き菓子のおいしいところを全部集めたよう。適度にカジュアルでお土産にも良いですね。

池袋の洋菓子店「タカセ」
“チュイル”とは屋根・かわらの意味だとか

池袋の洋菓子店「タカセ」
クッキー買うより断然チュイル

江戸川乱歩ゆかりの店

池袋の和菓子店「三原堂」
江戸川乱歩先生、池袋に住んでいたみたいです

最後は西口を出て5分ほどの場所にある老舗の和菓子店「池袋三原堂」へ。創業は昭和12年、あの江戸川乱歩氏の作中で「この店は池袋名物のうちでも光った存在の一つであろう。」という記述が残っているとか(同店Webサイトより)。

こちらで購入したのは、同氏が特に好んでいたという「じょうよ饅頭」(1個210円)と池袋のシンボル・ふくろうをかたどった「池ぶくろう最中」(1個190円)。

池袋の和菓子店「三原堂」
ちょっぴりシュールなふくろう

じょうよ饅頭の皮は、すりおろした山芋と砂糖、米粉の皮を蒸しあげたもの。皮はごく薄く、あんこをたっぷり堪能できます。

池袋の和菓子店「三原堂」
なめらかな口どけ

最中には自慢の粒あんと求肥が挟まれており、皮の香ばしい香りがお茶によく合います。どちらも香りが良くてしっかり甘く、お茶うけに最高ですよ。

池袋の和菓子店「三原堂」
サクッ、しっとり、にょ~んが楽しい

いずれのおやつも欲しい分だけ買えるので、乗り換えや仕事で立ち寄った時にはちょっと寄り道してみては?それではまた、どこかの街でお会いしましょう。

南池袋公園の景色
時計にふくろう!

すずめや
東京都豊島区南池袋2-18-5

タカセ 池袋本店
東京都豊島区東池袋1-1-4

池袋三原堂
東京都豊島区西池袋1-20-4
※表記価格はすべて税込