パンにはバターな人へ
パンにはバターな人へ

桜前線より一足早く、日本にやってくる春の風物詩といえば山崎製パンの「春のパンまつり」。期間中効率良く点数を稼ぐため、食パンばかり買ってしまう家庭も多いだろう。

盛り上がってる?
盛り上がってる?

食パンをおいしく消費するため欠かせないのが「バター」。だがせっかくこんがり焼いたトーストに、固いバターを伸ばそうとしたらズボッと穴が開いてしまった、という経験は誰しもあるのではないか。今回はそんな悩みを解決し、バターをより快適に扱うための便利グッズをご紹介したい。


その前に肝心のバターだが、筆者が全力でオススメしたいのが「カルピス 特撰バター」。一流料理店でも使われているそうで少々値が張るが、豊かなコクがあり一度食べるともう普通のバターに戻れなくなるほどおいしい。パンに限らず、あらゆる料理をワンランクアップさせてくれるのでまだ知らない方はぜひ試してみてほしい。

バターはぜひこちらを
バターはぜひこちらを

1.手の熱でバターがやわらかく!「スプレッドザット バターナイフ」

さて最初にご紹介するのは、熱伝導に優れた素材で作られた「スプレッドザット バターナイフ」。ナイフを握る手の熱が伝わることで、冷蔵庫から出したばかりの固いバターでも軽い力で削ったり切ったりできるとか。

アメリカ生まれの「スプレッドザット バターナイフ」
アメリカ生まれの「スプレッドザット バターナイフ」

ナイフは85gで心地よく手になじむ重さ。チタンコーティングされており、手触りはスベスベしている。

使う前に20秒ほど握った後(冬場や手が冷たい人は長めに)、ギザギザになっているほうの刃をバターの表面で滑らせると、するするバターが削れていく。よく見ると、ナイフと触れた部分が確かに“溶けている”ようだ。

ナイフをバターにあてるだけで
ナイフをバターにあてるだけで

するする~
するする~

そのままトーストへ
そのままトーストへ

削るだけでなくカットも比較的軽い力でできる。チーズやクリームチーズなどにも使用でき、シンプルなデザインなので洗いやすいのもポイントだ。

このかたまりは次で使うよ!
このかたまりは次で使うよ!

2.ふわふわ糸状のバターが出てくる「Moha プレストバターミル」

バターの表面を削るのに抵抗がある人は、バター用のミルはいかがだろう。「Moha プレストバターミル」なら、ふわふわと糸状になった新感覚のバターが楽しめる。

スイス生まれの「Moha プレストバターミル」
スイス生まれの「Moha プレストバターミル」

使い方は、カットしたバターをケースに入れてフタを回すだけ。冷たいバターでも力がいらず、ペッパーミルと変わらない感覚で使用できる。しばらく回すとニュルニュルと細いバターが出てくるので、ナイフなどを使ってそぎ落とす。全体に広げやすく、ふわりとしてたくさんあるように見えるためいつもより少量で済みそうだ。

カットしたバターをケースに入れる
カットしたバターをケースに入れる

横からは残量も見える
横からは残量も見える

ぐるぐる回すと細いバターが!楽しい!
ぐるぐる回すと細いバターが!楽しい!

ふんわり感を残すコツは長めに出すこと
ふんわり感を残すコツは長めに出すこと

口あたりが全然違うぞ!
口あたりが全然違うぞ!

なお容器にはフタが付いているので、バターを入れたまま冷蔵庫で保管できる。ミルの高さは10cmほどで場所も取らないので、トースト用と料理用で使い分けても良いだろう。

3.バター不足も怖くない!3分でバターが作れる「ふんわりバタークック」

最近は安定しているが、ちょっと前までバターが品薄で全然手に入らない時期があった。その際、グルメ漫画界の第一人者・ビッグ錠先生の「スーパーくいしん坊」という作品に描かれていた、“生クリームからバターが作れる”というエピソードを思い出した人も多いだろう。

東洋アルミの「ふんわりバタークック」は、その自家製バターが簡単に作れるグッズ。作り方は、容器に脂肪分45%の生クリームと塩、かくはんスティックを入れ、ひたすら振り続けるだけだ。ちなみに筆者は以前牧場でバター作り体験をしたことがあるが、ビンをかなりの時間振り続けて腕が痛くなった記憶がある。だがこのグッズでは3分でできるとのことなので、時間を計りつつやってみた。

持ちやすくくびれた「ふんわりバタークック」  ドレッシングなんかも作れるそう
持ちやすくくびれた「ふんわりバタークック」
ドレッシングなんかも作れるそう

生クリームを用意して
生クリームを用意して

ひたすら振る!
ひたすら振る!

3分後、液体だったバターはホイップ状になり、さらに2分ほど振り続けると水分(バターミルク)が分離して完成。確かに短時間でバターができた!

約3分でホイップ状に
約3分でホイップ状に

バターミルクを絞って…
バターミルクを絞って…

フレッシュバターの完成!  (もっと短時間でふわふわにするレシピもある)
フレッシュバターの完成!
(もっと短時間でふわふわにするレシピもある)

できたてのバターはやっぱりおいしい。その場で食べきるのがオススメだが、ケース用のフタが付いているのでしばらく保管もできる。

容器はそのままケースに
容器はそのままケースに

【おまけ】流行りの“バターコーヒー”に便利なバターナイフ

ダイエット効果があると日本でもじわじわ注目されている「バターコーヒー」。コーヒーに良質な無塩バターを入れて作るのだが、コーヒーがキャラメル風の味わいになって飲み物としても普通においしい(詳しい作り方は文献などを参考のこと)。

最後に紹介するのは、パンだけでなくそのバターコーヒーにも使える貝印の「四角く切れるバターナイフ」。刃の部分が直角に作られていて、バターを1回で四角く切り分けられる。

「四角く切れるバターナイフ」
「四角く切れるバターナイフ」

差しこむだけでホテルみたいな四角いバターに
差しこむだけでホテルみたいな四角いバターに

ちょうどティースプーンぐらいの長さなので、切ったナイフごとコーヒーカップに入れぐるぐる混ぜて使っている。洗い物も少なくて済み、あると地味に役立つアイテムだ。

ナイフごとコーヒーへ
ナイフごとコーヒーへ

バターは好きだけど扱いが面倒でつい避けてしまうという人は、こうしたグッズや手作りバターを活用すれば朝起きるのも楽しみになるかもしれない。筆者はそもそもバターが大好きなので、パンまつりの横でバターも盛り上がることを期待している。