オフィスやカフェ、それにデパートなど多くの人の手が触れるトイレのドア。握るのに抵抗を感じませんか?せっかく手を洗ったのに、取っ手経由でウィルスが手に付着。顔に手をやったときなどに、粘膜からウィルスが入り込んでインフルエンザに感染したら?そんな悩みを持っている人は多いのではないでしょうか?

「Aopun」は、取っ手を触れずにドアを開けるためのツール。手を介しての感染リスク低下を目指しています。


取っ手を触れずにドアを開けるツール「Aopun」
取っ手を触れずにドアを開けるツール「Aopun」

オフィスやカフェなどに限らず、グロッサリーストアや映画館など、私たちは様々な場所でトイレに入り、手を洗い、ドアを開けます。このとき、人々は様々な“テクニック”を使って、取っ手を直接手で触らないで済むよう努力しています。例えばハンカチを使う。例えばTシャツの裾を使う。セーターの袖を使う人もいるでしょう。でも、どれもあまり格好の良いものではありません。ハンカチを使うのは見た目はスマートですが、後でそのハンカチで手を拭くことを考えると、ちょっと…という人もいるでしょう。

Tシャツの裾を使って取っ手を握る人の例  ちょっと、みっともない?
Tシャツの裾を使って取っ手を握る人の例
ちょっと、みっともない?

「Aopun」は、この“ちょっと…”を解決するツール。取っ手に直接触れずに、ドアを開けられます。取っ手専用のツールなので、ハンカチのように、後で別の使い方をするときに困る、といったこともありません。

カギ状の形をしており、レバ―タイプやフラットタイプなど、様々な形状の取っ手に対応できます。その他、共有ゴミ箱のフタを開けたり、便座のフタを開けるときにも便利かも?

様々な形状の取っ手に対応
様々な形状の取っ手に対応

小型ですが、強度は十分。約20キロの重りを引っ掛けてもカギ状部分が曲がったり、折れたりしない構造なのだとか。

重いドアでも、開けられる?
重いドアでも、開けられる?

サイズは幅4.3x高さ6.8センチで、重さは5グラム。キーホルダーに付けて、ジーンズのポケットに持ち歩けます。

クルマのキーレスエントリー機能付きキーのサイズだそうです
クルマのキーレスエントリー機能付きキーのサイズだそうです

開発元のAopunは、「Aopun」の市販化に向け、クラウドファンディングサイトkickstarterで出資者を募集中。6ドルの出資で「Aopun」を1つ入手できます。出荷は2016年5月を予定。日本へも発送してくれるそうですが、別途送料などが必要となるそうです。


Aopunには、電車のつり革を直接触らないで握れるツールなども開発して欲しいところ。でも一番欲しいのは、電車の中でくしゃみをするときにマスクを外す人を探し出すツールでしょうか。そういう人たちって、

「マスクをしてくしゃみをすると、マスクが臭くなる」

という理由で外すらしいのですが、それってマスクの意味がないのでは?うっかりそばに立たないために、事前に判定するツールが欲しいのですが、こればかりは無理でしょうか?