スペインバルセロナのOto Cyclesは、同社の電動アシスト自転車の最新版である「RaceR」を発表しました。カフェレーサー風のデザインと、電動アシスト自転車の便利さを両立させています。


RaceRは、1950年代に流行したカフェレーサーバイク風デザインを持つ電動アシスト自転車。トップチューブには、バイクの燃料タンク風の飾りが取り付けられ、そのルックスをバイクライクなものにしています。


デザイン上のもう一つのアクセントは、その“バナナシート”。Brooks製のサドルにまたがれば、カフェレーサー気分を満喫できるでしょう。


さらに、ヘッドライトとテールライトさえもバイク風という徹底ぶり。こういった細かなこだわりの積み重ねで、RaceRはカフェレーサーライクな外観を手に入れました。


Oto Cyclesの提供する電動アシスト自転車は、利用者好みにカスタマイズが可能。タイヤ、グリップのカラーなどを指定できる他、ツーリングバッグなどのアクセサリーは、多くのラインナップから選択可能になっています。



このように、1950年代風ルックスを持ちながらも、RaceRは最新の電動アシスト技術を搭載。シート下に設置された大容量のバッテリーは満充電の状態で約70キロのアシストが可能になっています。モーターのトルクは32nm。最大で120キロまでの人と荷物を載せて走行できます。


もしバッテリーが切れてしまっても大丈夫。RaceRの重さは27キロ。一般的な自転車2台分ではありますが、アシスト無しでペダルを漕いでもそれなりに、なんとか走れる重さです。


カフェレーサーバイクのデザインは美しく、いまでも憧れを抱いている人はたくさんいます。でも、もし当時のバイクをそのまま現代の街で走らせたら、騒音や排ガスで道行く人に嫌われること間違いなしでしょう。でもRaceRであれば、排ガスも騒音もありません。街の環境に配慮した、それでいておしゃれな移動手段となっています。


残念ながら日本からの購入は困難。でも、お隣の国韓国にはすでにディーラーがあるのだとか。日本でも、日本の道路交通法に準拠した仕様を持つRaceRを取り扱う輸入販売店が現われて欲しいところです。