自転車通勤者の悩みは、オフィスでの駐輪場探し。路上に駐輪しておいて盗難されたり、いたずらされたときの哀しさは経験者でないとわからないでしょう。

「Gi FlyBike」はこの哀しみを癒してくれる電動アシスト自転車。都市部でのコミューター向けに設計されていて、“折り畳みがワンタッチ”、“ほぼメンテナンスフリー”といった、自転車通勤者にうれしい機能が搭載されています。


「Gi FlyBike」は自転車通勤者向けの電動アシスト自転車
「Gi FlyBike」は自転車通勤者向けの電動アシスト自転車

“折り畳みがワンタッチ”、“ほぼメンテナンスフリー”などの  自転車通勤者向けの特徴を持っています
“折り畳みがワンタッチ”、“ほぼメンテナンスフリー”などの
自転車通勤者向けの特徴を持っています

「Gi FlyBike」の最大の特徴は、1秒で折り畳める「FlyFolding」システム。レバ―をつかんで上に引き上げるだけで、全長1.7メートルの自転車を0.9メートルに折り畳むことができます。レバ―を操作してサドルやハンドルを下ろしたり倒したり…といった面倒な操作が必要ないので、一分を争う通勤をする人にぴったり!オフィス内にスムーズに持ち込むことができます。また、駐輪スペースの無いカフェで一休みするときなどにも、「FlyFolding」システムは活躍してくれるでしょう。

「FlyFolding」システムを搭載  レバ―をつかんで上に引き上げれば1秒で折り畳めます
「FlyFolding」システムを搭載
レバ―をつかんで上に引き上げれば1秒で折り畳めます

「FlyFolding」システムを実現したのは、そのボディ構造。フロントフォーク、シートステイ(チェーンステイ?)が片側だけにしか取り付けられていないので、フレームをわずかにずらすだけで折り畳み可能となりました。このボディ構造は、折り畳んだときの厚み軽減にも貢献しています。

フロントフォーク、シートステイは片側のみの取り付け  折り畳む時にこれらが別のパーツとぶつかることはありません
フロントフォーク、シートステイは片側のみの取り付け
折り畳む時にこれらが別のパーツとぶつかることはありません

仕事で忙しい自転車通勤者のことを考え、「Gi FlyBike」はほぼメンテナンスフリー。例えば駆動装置にはチェーンではなくベルトドライブが採用されていて注油不要になっています。ズボンやスカートの裾を油で汚すこともありません。タイヤはノーパンクタイプ。通勤途中でパンクして会社に遅刻する、なんていう社会人としてNGな事態を避けてくれます。

駆動装置にはベルトドライブを採用  タイヤはノーパンクタイプです
駆動装置にはベルトドライブを採用
タイヤはノーパンクタイプです

自転車通勤者は仕事のことで頭がいっぱい。だから、自転車のロックも忘れがちです。それに、そもそも大きくて重い自転車用ロックを持ち歩く余裕もありません。このため、「Gi FlyBike」にはスマートフォンを活用した「Smart Locking」システムが搭載されています。これは、「Gi FlyBike」とスマートフォンをBluetoothでペアリングしておけば、利用者が自転車から5メートル以上離れたときに自動的に自転車がロックされるというもの。カギの掛け忘れによる盗難を防いでくれます。

その他、スマートフォン経由で様々な管理ができます
その他、スマートフォン経由で様々な管理ができます

重さは17キロ。1回の充電で走行可能な距離は60キロで、最高速度は25キロに設定されています。販売開始は2016年6月頃を予定。日本への配送も対応しているそうですが、日本の道路交通法上、電動アシスト自転車と認められるかどうかは現時点では不明。輸入自転車を取り扱う販売代理店さんが国内販売してくれるのを待つ方が無難かもしれません。ちなみに仕様を見る限りは、日本向けの変更はそれほど大変ではないように見えます。