長時間座ったままで仕事を続けると、身体に様々なダメージを与えると言われています。糖尿病や心臓病にかかるリスクが高まるほか、腰痛や肩こりの原因にもなるそうです。

座り仕事が身体に与えるダメージの数々  ちょっと怖い絵です
座り仕事が身体に与えるダメージの数々
ちょっと怖い絵です

このリスクを避けるため、米国などではスタンディングデスクを使い、立って仕事をする人が増加中。でも、スタンディングデスクの利用者が増えたことで、立って仕事をすることの欠点も見えてきました。それは、足や膝にかかる負担が大きいこと。また、人間の脳には、“どうしたら楽ができるか”を常に考えるシステムが備わっており、このシステムが楽な“立ち姿勢”をバックグラウンドで考え続けてしまうために、仕事の効率が落ちてしまうこともあるそうです。


これらの問題を解決するために開発されたのが、寄りかかる椅子「LeanChair」。開発者は「LeanChair」こそが、“理想の仕事環境”であると語っています。

寄りかかる椅子「LeanChair」  “理想の仕事環境”を謳っています
寄りかかる椅子「LeanChair」
“理想の仕事環境”を謳っています

「LeanChair」を使えば、立って仕事をするときと比べ、足や膝への負担を約25%軽減できます。例えば体重250.2ポンド(約113キロ)の人が立って仕事をすれば、足や膝には250.2ポンドの負担がかかります。でも「LeanChair」に寄りかかっていれば、足や膝への負担は189.3ポンド(約85.9キロ)にまで減少。これにより、膝を痛めるリスクを軽減できます。


一方、椅子に座っているのとは異なり、猫背になったりことは少ないので、肩や腰に負担がかかったり、血流が悪くなったりすることはないそうです。


販売開始は2015年の11月頃を予定。販売価格は295ドルとなっています。初期ロットの出荷時には、販売先は米国とカナダに限定。残念ながら、現時点では日本での販売予定はないそうです。