床の掃き掃除は煩わしい仕事だ。1.ほうきでゴミを掃き集め、2. 集めたゴミをチリトリに移し、3. ゴミ箱に入れる、という3段階の作業をしなければならない。そしてそれぞれの段階で、ゴミは少しづつ散らばってしまう。

「Bruno」は、掃き掃除の手間を少し減らしてくれるゴミ箱。ゴミを自動的に吸い上げる機能を持っており、掃き掃除の手順から 2. のチリトリ作業を省いてくれる。


掃き掃除の手間を減らすゴミ箱「Bruno」
掃き掃除の手間を減らすゴミ箱「Bruno」

「Bruno」の底部にはゴミの吸引口の他、モーションセンサーと明るさセンサーが設置されている。これらのセンサーがほうきを検知し、ゴミを自動で吸引する仕組みだ。吸引されたゴミはゴミ箱内部のゴミ袋に入れられるので、通常のゴミ捨てのときに簡単に捨てることができる。

「Bruno」の底部にはセンサーが設置されており  ほうきを検知して、ゴミを自動吸引する
「Bruno」の底部にはセンサーが設置されており
ほうきを検知して、ゴミを自動吸引する

ゴミは、内部のゴミ袋に入れられる
ゴミは、内部のゴミ袋に入れられる

モーションセンサーはゴミ箱の上部にも取り付けられており、手を近づけるだけで、フタが自動的に開くようになっている。

モーションセンサーにより、フタが自動的に開く
モーションセンサーにより、フタが自動的に開く

「Bruno」には、スマートフォン経由で、ゴミ捨てのプッシュ通知機能も付属している。あらかじめゴミの収集日とゴミ当番を入力しておけば、当番の人に対してゴミを捨てるよう指示するメッセージが送信される。

ゴミ捨てプッシュ通知機能
ゴミ捨てプッシュ通知機能

これらの機能は、内蔵されたバッテリーで動作する。バッテリーは通常の利用で約1か月持続するそうだ。

充電用コネクト位置
充電用コネクト位置

「Bruno」を開発した Poubelle は現在市販化に向け kickstarter で出資者募集のキャンペーンを実施中。記事執筆時点では、159ドル出資することで「Bruno」を一台入手可能だ。入手に必要な金額はキャンペーン後半になるに従って上昇し、終了後の市販価格は248ドルとなる予定。出荷は2015年10月頃になると見込まれている。