デザイナーの Peter Bristol さんは、宙に浮かぶ椅子「Cut Chair」を製作しました。

宙に浮かぶ椅子「Cut Chair」
宙に浮かぶ椅子「Cut Chair」

「Cut Chair」は、見るものにイリュージョンを感じさせる椅子。背もたれと足の一部が切断されているため、椅子自体が宙に浮いているように見えます。にもかかわらず椅子としての機能は保持しており、人が座ったり、乗ったりしてもびくともしない強度を保っています。


袈裟懸けに斬られちゃいました
袈裟懸けに斬られちゃいました

でも、椅子としての使命感?で立ち続けています??
でも、椅子としての使命感?で立ち続けています??

「Cut Chair」の秘密はカーペットに隠されています。カーペットの下には分厚い鉄板が仕込まれていて、椅子の足はその鉄板に溶接され、固定されているのです。このおかげ(?)で、「Cut Chair」は人の体重を支えることが可能になりました。

実はこのカーペットの下には
実はこのカーペットの下には

鉄板が!
鉄板が!

椅子は鉄板に溶接され、自立可能になりました!
椅子は鉄板に溶接され、自立可能になりました!

「Cut Chair」は、「使命感」や「根性」で立ち続けていたわけではなかったようです。そりゃそうですよね。がんばり過ぎちゃう椅子とか、ちょっと嫌じゃないですか?

椅子も人間も、ほどほどが一番ってことです
椅子も人間も、ほどほどが一番ってことです

価格は5,000ドル(約54万円)。完全受注生産なので、発注してから製品を受け取るまでには、数週間かかる場合があるそうです。

「欲しい?」って聞かれたら、  「いらない」って答える…かな…??
「欲しい?」って聞かれたら、
「いらない」って答える…かな…??