
「Cut Chair」は、見るものにイリュージョンを感じさせる椅子。背もたれと足の一部が切断されているため、椅子自体が宙に浮いているように見えます。にもかかわらず椅子としての機能は保持しており、人が座ったり、乗ったりしてもびくともしない強度を保っています。


「Cut Chair」の秘密はカーペットに隠されています。カーペットの下には分厚い鉄板が仕込まれていて、椅子の足はその鉄板に溶接され、固定されているのです。このおかげ(?)で、「Cut Chair」は人の体重を支えることが可能になりました。



「Cut Chair」は、「使命感」や「根性」で立ち続けていたわけではなかったようです。そりゃそうですよね。がんばり過ぎちゃう椅子とか、ちょっと嫌じゃないですか?

価格は5,000ドル(約54万円)。完全受注生産なので、発注してから製品を受け取るまでには、数週間かかる場合があるそうです。

「いらない」って答える…かな…??