朝、コーヒーの香りで目覚め、目をこすりながらダイニングテーブルに腰かけると、目の前にはトーストと目玉焼き、そしていれたてのコーヒーが!

……そんな幸せな新婚生活を妄想してた人、いませんか? でも、現実はだいぶ違いますよね。結婚しててもしてなくても、そんな優雅な朝を迎えることなど、めったにありません。


英国人デザイナー Joshua renouf さんは、そんな悲しい僕たちのむなしい夢を、ちょっとだけかなえてくれる製品「the barisieur」のプロトタイプを開発しました。これは、セットした時刻にコーヒーをいれ、その香りで起こしてくれる目覚まし時計です。

コーヒーの香りで起こしてくれる目覚まし時計「the barisieur」
コーヒーの香りで起こしてくれる目覚まし時計「the barisieur」

眠い朝は目覚まし時計が鳴ってもなかなか起きられないもの。目覚まし時計を止めてしまうこともよくあるし、目覚ましをつかんで放り投げてしまう人もいるでしょう。でも、おいしそうなコーヒーの香りを嗅げば、目が覚めてしまうはず。これが、renouf さんが「the barisieur」を開発した動機だそうです。

おいしそうなコーヒーの香りで、目を覚まさせる  これが「the barisieur」のコンセプト
おいしそうなコーヒーの香りで、目を覚まさせる
これが「the barisieur」のコンセプト

「the barisieur」を使うには、夜寝る前に水とコーヒー粉をセットしておきます。あとは時刻を設定して眠るだけ。設定した時刻になると自動的にコーヒーがいれられ、あたりに良い香りが漂ってきて目が覚める、という仕組みです。

夜寝る前にコーヒー粉をセット
夜寝る前にコーヒー粉をセット

指定した時間になると沸騰したお湯が注がれ
指定した時間になると沸騰したお湯が注がれ

あたりにコーヒーの良い香りが広がります
あたりにコーヒーの良い香りが広がります

ベッドで飲む、目覚めの一杯
ベッドで飲む、目覚めの一杯

「the barisieur」には、コーヒーや砂糖、ミルクを保存しておくスペースも用意されています。

コーヒー粉や砂糖を保存するスペース
コーヒー粉や砂糖を保存するスペース

ミルクを入れておけるのは一晩だけ  長期保存はできないそうです
ミルクを入れておけるのは一晩だけ
長期保存はできないそうです

通常はキッチンに置くべきコーヒーメーカーをベッドルームに持ち込み、さらにそれを目覚まし時計として使う。「the barisieur」のこの発想は斬新で、素晴らしいと思います。あとはいつもの癖で、「the barisieur」を放り投げてしまわないよう気を付けるだけですね。ダメージ、大きいと思いますよ。いろんな意味で。