どんなにお気に入りの傘でも、経年劣化や予期せぬ強風などで不具合が出てきてしまうもの。「消耗品だしな…」とあきらめて捨てるのではなく、自分で修理できたら嬉しいですよね。
そんなニーズに応えられるかもしれないのが100円ショップ「キャンドゥ」で見つけた「傘の修理セット」。複数の傘用修理パーツが入っているようですが、どんな故障に対応できるのか調べてみました。
3か所の不具合に対応
セットは複数のパーツと修理マニュアルで構成されており、修理できる内容は以下の3種類。1.傘の先(石突)の交換
地面に接触する傘の先(石突)は欠けたり抜けたりしやすい部分。セットには直径約8mmの芯棒に対応したポリプロピレン製の石突が1個入っています。色は黒のみなので手持ちの傘にマッチすればラッキー。なお固くて外しにくい石突もあるので予め取り外せるか確認を。
2.曲がった骨組みの補強
骨が曲がったり、接続部分が外れたりした場合は2種類の骨接ぎパーツで対処します。骨と骨の接続部分が外れてしまった場合は、骨接ぎパーツと針金で固定。曲がった骨は伸ばした箇所を骨接ぎパーツで補強。いずれも主に“U字型鉄骨”に対応しており、作業の際は別途ラジオペンチなどの工具が必要です。
(画像はイメージ、詳しい修理方法はマニュアルを参照のこと)
(画像はイメージ、詳しい修理方法はマニュアルを参照のこと)
3.露先のパーツ交換
最後は傘骨の先端についている露先。抜けやすくなったり、切れて紛失したりした場合に備えてなんと4種類も入っています(各2個入り、内径は約2.8~3mm)。手持ちの針と糸を使って傘生地の裏面にしっかりと縫い付ければ修理完了。縫い方は他の露先を参考にすると良いかと。
いずれも故障個所やサイズなどの条件が合えば大いに役立ちそうな印象。これらの修理を受け付けてくれるお店もありますが、手先に自信がある人は100均で手軽に処置してみては?