2月はいよいよ花粉シーズン。家に花粉を入れない衣類コーディネートのコツ [えんウチ]

衣類に付着して家に持ち込まれることの多い花粉。日々できる対策や“静電気”を発生させにくいコーディネートをご紹介します。

花粉がつきにくいコーディネートって？

日本気象協会によると、2018年春のスギ花粉の飛散開始時期は2月上旬。都心でも2月中旬には本格的な花粉シーズンに突入する見込みとのことで、早めに十分な対策をしておく必要がありそうです。

気をつけているつもりでも、実は家の中に多く持ち込まれている花粉。そこで今回は、ライオンのお洗濯マイスター・大貫和泉さんに伺った衣類に関する対策をご紹介します。

■窓から入るより、服にくっついた花粉の方が多い!?

ライオンが「衣類に付着して家の中に持ち込まれる花粉」と「1時間の換気で窓から侵入する花粉」の量を比較したモデル実験では、ウールセーターやポリエステルフリース1枚に付着した花粉は約10万個にものぼったそう。その数は1時間の換気で窓から侵入する花粉の、実に6倍以上にもなるのだとか。

※実験室内に静電気を発生させた衣類を着用したマネキンを置き、天気予報で「非常に多い」と言われるレベルの花粉を散布。衣類から花粉を採取して数をカウント

■「静電気」も花粉時期の大敵！

衣類に付着する量は表面の凹凸の状態によって変わるほか、静電気も花粉を引き寄せる要因のひとつ。外出前は静電気防止スプレーを吹きかけ、外出から戻った際は「家に入る前に花粉を払い落とす」、「衣類用粘着ローラーで絡めとる」といった対策を忘れずに。オシャレ着用洗剤を使ったこまめな洗濯や、柔軟剤を使って静電気を防ぐことも花粉対策に有効です。

お出かけ前は静電気防止スプレーを

部屋に入る前に花粉を落として

■静電気を発生させないコーディネート

静電気は衣類の組み合わせによって帯電を抑制することも可能。そもそも静電気はプラスに帯電しやすい素材とマイナスに帯電しやすい素材を組み合わせると発生しやすくなるため、同じ素材を重ねたり、異素材でも帯電しにくい「綿」を取り入れたりすることで静電気が起こりにくくなるのだとか。