そろそろ朝晩は羽織ものが必要になってくる時期。ライオンが実施した調査によると、“最低気温が20度を下回った頃”から衣替えの意識が高まるそうです。
まさに今がタイミング?
ところで、次の年に夏服を取り出したとき、思わぬ場所にシミや黄ばみができていたことはありませんか?収納前にはなかったトラブルの原因は、実は普段の洗濯で落としきれなかった汗や皮脂汚れが繊維の奥で蓄積したものなのだとか…。
では自宅でどのような対策をすればいいのでしょうか?今回はライオンのお洗濯マイスター・大貫和泉さんに伺ったテクニックを実際に試してみました。
衣替え前には“しまい洗い”を
大貫さんが推奨しているのは、しまう前にもう一度しっかりと汚れを落とす“しまい洗い”。といっても面倒な工程は必要なく、いつもの洗濯にひと手間足すだけ。まず、洗う前に洗濯表示を見て、家で洗えるかどうかを確認します。下記マークのついた衣類にはおしゃれ着用洗剤を使用すると良いでしょう。
黄ばみが気になるエリ元やワキの下には、おしゃれ着用洗剤または液体酸素系漂白剤を直接塗布。その後、洗濯表示に合わせて洗濯します。
また、洗剤と液体酸素系漂白剤を合わせた濃いめの洗濯液で30分~2時間つけおき洗いをするのも有効。極細の化学繊維でできた機能性インナーも、この方法でニオイ対策ができるそうです。
この場合もその後洗濯表示に合わせて洗濯して完了。普段は少々面倒でも、衣替えの前ならできそうですね!※漂白剤の使用やつけおきの可否については洗濯表示を確認のこと
“しまい洗い”は衣類以外にも有効
洗濯物がよく乾くこの時期こそ“大物洗い”に向いていると大貫さん。例えば汗を吸った敷きパッドは、おしゃれ着用洗剤をうすめた液で汚れが目立つ部分を前処理した後、洗濯ネットに入れて洗濯機の「大物洗いコース」「毛布コース」などで洗濯すると良いそうです。 ※洗濯表示によっては一般用液体洗剤でもお洗濯できます※固い面でこすらないよう注意 (画像提供:ライオン)
(画像提供:ライオン)
夏物をワンシーズンで終わらせないために。先週末は生憎のお天気でしたが、気持ちの良い秋晴れの日には一気にしまい洗いをしてみてはいかがでしょうか?