もりもとの「雪鶴」
ただのブッセと侮るなかれ

おいしい食材が豊富な北海道。中でも生クリームやバターなどの乳製品を使ったスイーツは名品ぞろいで、お土産屋で目をつぶって選んでもまず失敗しませんよね。

でも都内ではアンテナショップや物産展に行かないとありつけない…と思ったら、「成城石井」で驚くほどおいしいお菓子が売られていたのでご紹介します。


こちらは北海道の菓子舗「もりもと」が販売するブッセケーキ「雪鶴」。地元・千歳の“銘菓”として1972年から販売されているロングセラー菓子だそう。

もりもとの「雪鶴」
これが雪鶴

成城石井ではバラ売りされており、1個から購入可能。店頭にあったバタークリームとハスカップの2種類とも買ってみました。

まずはバタークリーム。ふわっと軽やかな生地の甘みの後から、“しょっぱ!”と衝撃を受けるほどクリームの塩気が広がります。そのギャップもとろけるような口どけとともにスッと消え、あとに残るのは上品な乳のコク。クリームにはプロセスチーズも合わせているそうですが、素材の良さからかしつこくは感じません。

もりもとの「雪鶴」
新雪のように繊細な表面

もりもとの「雪鶴」
ふんわり軽やかな生地と、絶妙な塩気のクリームが混ざり合う

一方のハスカップは、北海道の特産果実“ハスカップ”を使用したキュンと甘酸っぱいクリーム。鼻に抜ける爽やかな香りが心地よく、甘過ぎずさっぱりとした後味です。

もりもとの「雪鶴」
ハスカップの酸味を効かせたバタークリーム

“甘じょっぱさ”と“甘酸っぱさ”、2つの個性あふれる雪鶴は交互に食べるのが最高。筆者は発見して以来狂ったように食べていますので、皆様も見かけたらぜひ手に取ってみてください!価格は1個148円(税別)です。