保湿メガネ「JINS Moisture」
水を入れてから使うメガネです

ドライアイの症状があり、仕事中は目薬が欠かせない筆者。空気が乾燥しやすい時期を迎えてユーウツになっていたところ、保湿メガネ「JINS Moisture」なるものがあると知り使ってみることにしました。

JINS Moistureは、フレームに小さな「ウォーター・ポケット」を内蔵したメガネ。このポケットに入れた水が蒸発することで、眼の周囲に適度な湿度(平均約58.8%)を保てるそうです。デザインは「LARGE」(スクエア型)と「MEDIUM」(オーバル型)の2種類があり、筆者は「MEDIUM」を選びました。ちなみに「度なし」の場合の価格はどちらも4,212円です(税込)。


保湿メガネ「JINS Moisture」
フレームに内蔵されている「ウォーター・ポケット」
取り外しも可能

保湿メガネ「JINS Moisture」
側面にある複数の穴から水が蒸発する仕組み

保湿メガネ「JINS Moisture」
付属のスポイトで水を入れます

ウォーター・ポケットに水を入れ、フレームにしまい直したら準備完了。効果を確認すべく、朝9時から夕方6時までかけ続けてみました。真横の視界はウォーター・ポケットに若干さえぎられますが、デスクワークをする分には問題なし。レンズが湿気で曇ることもなく、パソコンもいつもどおり操作できました。

専用のスポイトで“給水”したら準備完了
見た目はゴーグルっぽい

さて、9時間かけ続けてみた感想はというと...。ドライアイ特有の眼のゴロゴロ感が減り、普段は1日5回以上挿していた目薬も2~3回程度で済ませることができました。ウォーター・ポケットの中をチェックすると、最初は9割ほどあった水量が5~6割ほどまで減少。その分、眼の周りの湿度が高まったようです。なお眼を覆うように設計されたフレームは、眼の周辺の湿度を安定させると共に、ホコリや風の侵入を防いでくれるのだとか。

保湿メガネ「JINS Moisture」
眼を覆うような設計のフレームは、
ホコリや風の侵入も防いでくれるそう

●まとめ
数日間継続して使った結果、確かに眼の乾燥を和らげてくれる実感がありました。“すごく潤う”というほどではないため、意識的にまばたきしたり、時々眼を休めたりといった対策も一緒に行うのが理想かと。

あえて難点を挙げるとすればその見た目でしょうか。フレームが太い分、ゴーグルのようなゴツさが否めないので、おしゃれをする日には向いていなそうです。また、しまうときはウォーター・ポケットを空にしないとケースの中を濡らしてしまうので、使用する場所を限定し、持ち運びはあまりしない方が楽と感じました。

湿度が下がるにつれて悪化しがちな目の乾き。気になっている人は、加湿器に加えて、こんなメガネで眼を“しっとり”させてみてはいかがでしょうか?もちろん、ドライアイの症状が重い人は、まずお医者さんの診断を受けてみてくださいね。