充電できる植木鉢「Bioo Lite」
新しいクリーンエネルギーの誕生です

植物は太陽光を浴びて光合成を行い、二酸化炭素を吸収して酸素を放出する。人間を含むすべての生物がその恩恵を受けて生存しているのは周知の事実です。

その植物から、さらに電力までもらえるなんて思いもよりませんでした。


「Bioo Lite」は、観葉植物を植えるだけでスマートフォンなどの端末を充電できる植木鉢。石のようなUSBポートにケーブルを接続することで、スマートフォンなら1日に2~3回のフル充電が可能だとか。

bioo lite
出力は5.0V、1.0A
タブレットには頼りないかも?

bioo lite
ここにスマホを接続する

でも一体どのような仕組みで発電しているのでしょう?以下が植木鉢の内部構造です。

bioo liteの内部構造
光合成の際に発生する電子を利用しているそう

ポットには、光合成により根の周囲に生成されたエネルギーを電気として効率良く転送するシステムが搭載されているそう。植物が自然に行っているプロセスを使うので、植物に負荷をかけることなく給電できるのだとか。

正直筆者には仕組みを完全に理解するのは無理そうですが、ユーザーがすることは植物が枯れないようにお世話をしてあげるだけ。なおどんな種類の植物でも使用できますが、サボテンはあまり向かないみたいです。

bioo lite 使い方
開発は大変だったかと思いますが、使い方は簡単です

Bioo Liteは現在クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」で商品化に向け出資者を募集中。既に目標額を大幅に超える金額を集めており、執筆現在、早期割引価格の99ユーロで1個入手できるプランも申込み可能です(別途スペインからの送料が必要)。なお幅1mのパネル版「Bioo」も開発されているそうで、将来的なクリーンエネルギーとしても期待が高まりますね。

※画像の出典はすべて「INDIEGOGO」