今回の写真展のきっかけとなったのは、2015年9月に販売開始された「庭猫」。安彦さんの家の庭にやってくる「アフ」と「サブ」が、網戸に張り付き餌を催促する様子が収められた写真集だ。
写真集「庭猫」には、「アフ」と「サブ」だけでなく、安彦さんの家に住む「家ネコ」の姿も。両者が1枚に収められた写真を見ていると、筆者は知人の女性のことを考えてしまう。某カメラメーカーに派遣社員として長く勤務しているのだが、社員になるよう会社から勧められても断り続けているのだ。彼女にとってはある程度の自由と、ある程度のお金が両方手に入る、現在のポジションが一番心地よいらしい。「アフとサブ」は、「家ネコになる?」と聞かれたら、断るだろうか?それとも?
それはさておき、写真に収められた「アフ」と「サブ」の姿はキュートでファニー。筆者のようにややこしい思いをめぐらさず、シンプルにかわいらしさを楽しむことも、もちろんできるだろう。
■庭猫アフとサブ写真展 開催概要
日程:2015年12月14日から2016年1月17日
会場:八重洲ブックセンター本店 中二階 ティファニー
住所:東京都中央区八重洲2-5-1
開催時間はティファニーの営業時間(月~金:11~19時、土日祝:11~18時)に準ずる。
写真展の会場では、写真集『庭猫』が販売される他、マスキングテープ・缶バッジ・ポストカードなども購入できる。