「Room in Room」は、ベッド上に設置する室内型テント。米国ボストンのiKamperusaが開発した。ここ数年冬の寒さが厳しさを増しているボストンでの、暖房費対策として生まれたという。
開発者によれば、室内型テントという着想は“天蓋付きベッド”から得たものだそう。布で四方を囲んで保温性を高める天蓋付きベッド同様、「Roome in Room」は高い保温性を提供するという。テント内で夕方から朝までの時間を過ごすことで、暖房費を節約できるそうだ。子ども部屋に設置すれば、暖房費を節約できるだけでなく、子どもたちはキャンプ気分を楽しめるかもしれない。
最近は南国のリゾート地や日本のラブホテルでも見ることができる
「Room in Room」は、テントの外からの冷い空気を内部に入れず、人の体温を逃がさないことで内部を暖かく保つ。iKamperusaのテストによれば、室内の気温が14.6度だったときに、テント内の気温は19.5度だったという。
上部はメッシュで通気性を確保している
テント内で長時間過ごすための工夫もなされている。テント内である程度の活動ができるよう、「Room in Room」には「ノートPCスタンド」が取り付けられた。これにより、ちょっとした仕事をテント内でこなすことが可能だ。スタンドの高さや位置などは、複数のベータテスターからのフィードバックを反映させ、身体に負担のかかりにくいものとなっている。
テント内でリラックスしたい人向けには、スマートフォン&タブレットスタンドである「スマートフォンシネマ」を用意。寝転がった状態で、動画を楽しむことが可能になっている。
ぬいぐるみも大喜び?
iKamperusaは現在、「Room in Room」のプリオーダーを同社Webサイトで受付中。価格はベッドサイズによって異なり、100ドル~143ドル程度。日本への配送にも対応する。出荷は2016年1月から2月頃を予定している。