日本ではまだまだブームが続くパンケーキ。週末には地方から表参道まで出掛け、行列に並んで食べるという人もたくさんいるみたいです。でもパンケーキは、米国では毎日の朝食メニューの一つ。特に子どもたちは食べるだけではなく、日本のもんじゃ焼きよろしく、パンケーキの生地でホットプレートに絵を描く“パンケーキアート”を楽しんでいます。

“パンケーキアート(?)”の例
“パンケーキアート(?)”の例

そんなパンケーキでのお絵かきをより簡単にしてくれるのが、パンケーキ専用プリンター「PancakeBot」。「パンケーキは単に焼くだけのものではない、創造するものだ」というキャッチフレーズを持つ、世界初の“スマートホットプレート”です。


パンケーキ専用プリンター「PancakeBot」
パンケーキ専用プリンター「PancakeBot」

「PancakeBot」を使用するには、パソコン上で付属のお絵かきソフトを使い“パンケーキアート”をデザイン。作成したデータを SD カードに保存します。この SD カードを「PancakeBot」の SD カードスロットに挿入してプリントボタンを押せば、データ通りの絵がホットプレート上に描かれます。

お絵かきソフトでデザインした“パンケーキアート”が
お絵かきソフトでデザインした“パンケーキアート”が

ホットプレート上に再現されます
ホットプレート上に再現されます

付属のお絵かきソフトにはトレース機能が付属しているので、好きな写真や子どもの描いた絵をトレースしてデータ化。オリジナルの写真や絵に近いデザインのパンケーキを焼くことが可能です。

エッフェル塔の写真をトレースすれば
エッフェル塔の写真をトレースすれば

“エッフェル塔パンケーキ”のできあがり!
“エッフェル塔パンケーキ”のできあがり!

会社のロゴなどを読みこませておけば、会社のパーティなどでロゴ形のパンケーキを社員にサーブできますよ。

パンケーキで会社ロゴを焼いた例:姉妹サイト「えん食べ」ロゴ  (注:このロゴは、えん食べ編集部員による手焼きです)
パンケーキで会社ロゴを焼いた例:姉妹サイト「えん食べ」ロゴ
(注:このロゴは、えん食べ編集部員による手焼きです)

「PancakeBot」の残念な点は、「3D プリンターではない」点でしょうか。立体的なパンケーキが焼ければ、子どもたちはもっと喜ぶと思うのですが。

とはいえ、これだけ描ければ十分楽しいのでは?  (注:画像は「PancakeBot」で焼いたパンケーキの例です)
とはいえ、これだけ描ければ十分楽しいのでは?
(注:画像は「PancakeBot」で焼いたパンケーキの例です)

開発元の StoreBound は、クラウドファンディングサイト kickstarter で「PancakeBot」の市販化に向けて出資者を募集中。すでに目標を上回る額の資金調達に成功しています。市販開始後の価格は299ドルを予定。kickstarter で179ドル出資することでも入手可能となっています(送料別途)。kickstarter 出資者に対する出荷開始時期は2015年7月です。