2月22日は「ねこの日」。年に一度のこの日は、猫にちなんだ過ごし方をしたいもの。愛猫と遊んだり猫カフェに行ったり、猫と過ごすのもいいですが、気まぐれな猫と違ってずっと一緒にいられる「猫グッズ」を探しに行ってみるなんてどうでしょう。

今回えんウチは、高円寺に猫雑貨&猫ギャラリーのお店「猫の額」があるという情報を入手。猫の日にさきがけて、猫グッズをチェックしに行ってまいりました!


猫雑貨&ギャラリー「猫の額」へ猫雑貨を探しに!
猫雑貨&ギャラリー「猫の額」へ猫雑貨を探しに!

■猫雑貨&猫ギャラリーのお店「猫の額」にやってきました
JR 高円寺駅北口を出て、阿佐ヶ谷方面に向かう商店街を5分ほど歩いたところに「猫の額」はあります。なかなかたどり着けず不安になりますが、まっすぐ歩きましょう。

猫雑貨&猫ギャラリーのお店「猫の額」発見!
猫雑貨&猫ギャラリーのお店「猫の額」発見!

お店に入ると目に飛び込んでくるのは、所狭しと並べられた猫グッズ&猫アート!雑貨や食器、アクセサリーからフィギュアや絵画まで、ありとあらゆる猫が待ち受けています。ほとんどが作家さんによる手づくりの一点ものなので、売り場の狭さに反して見ごたえは満点です。

店内に所狭しと並べられた猫雑貨や猫アート
店内に所狭しと並べられた猫雑貨や猫アート

天気の悪かったこの日もお客さんで賑わっており、中には猫を連れている方も。

猫も猫雑貨に興味津々
猫も猫雑貨に興味津々

奥には店長の木村さんと看板猫の「チャット」が。まさか本物の猫にまで会えるとは...。木村さんにお願いして、撫でさせてもらいました。チャットについては「猫の額」Web ページの漫画で紹介されています。泣けます。

看板猫の「チャット」
看板猫の「チャット」

さて、本日はこの中から、えんウチ的「オススメ猫グッズ」ベスト3を決めたいと思います!

■オススメ猫グッズベスト3

◆3位 猫の顔のお皿
まずは第3位からご紹介。店内を見回して最初に目があったのが、このお皿に描かれた猫でした。

猫の顔が描かれたお皿 各540円(税込)
猫の顔が描かれたお皿 各540円(税込)

イラストは、口をつぐんだ猫と舌を延ばした猫の2種類。いずれもこちらをじっと見つめてきて、なかなか目がそらせません。口の辺りに料理を盛れば、猫たちが食べているように見えて楽しそう。このシリーズはプレートやマグカップ、スプーンなども展開しているので、揃えて使うこともできます。

同デザインのマグカップなども
同デザインのマグカップなども

◆2位 ねこ料理のポストカード
第2位に選んだのは、猫たちが料理風にデザインされたポストカード!

「ねこ寿司」ポストカード 162円(税込)
「ねこ寿司」ポストカード 162円(税込)

「くしにゃん」ポストカード 162円(税込)
「くしにゃん」ポストカード 162円(税込)

ぱっと見おいしそうなお料理が並んだポストカードですが、よく見るとすべて猫風に描かれています。名前もひとつひとつ凝ってつけられており、お寿司には「あにゃご」や「あぶりニャーモン」、串揚げには「うずらウインニャー」や「しいにゃけ」などが。これは、猫の形をした料理なのか?それとも料理の格好をした猫なのか?どっちにしても、カワイイ!!

同じ作家さん制作の、額に入った立体ねこ料理もありました。

実際に商品化してほしい「猫あられ」
実際に商品化してほしい「猫あられ」


◆1位 猫のおちょこ
そして悩んだすえ第1位に選んだのは、金色の小さな猫が底からこちらを見つめるおちょこです。外側の模様は写真の縦じまの他に水玉模様などもあり、ねこの大きさや表情もほんの少しずつ違っています。

猫のおちょこ 1,944円(税込)
猫のおちょこ 1,944円(税込)

澄んだお酒を注げば、中で金色の猫がゆらゆら動き、まるで本当にそこにいるかのよう。猫に見守られて、たとえ一人でも楽しく飲めそうです。今回探しに来た「一緒にいてくれる猫グッズ」に一番しっくり来たのがこちらだったので、1位とさせていただきました。

こちらを見つめてくれる金色のねこ
こちらを見つめてくれる金色のねこ

以上がえんウチ編集部が選んだ「猫の額」のおすすめグッズベスト3です。紹介したものは、店内作品のほんの一部。自分だけのお気に入りを探しに、じっくり時間をかけてまわることをおすすめします。

また「猫の額」は、猫作品を手掛けるアーティストさんのギャラリーとしての顔も持っており、単なる雑貨屋さんでは出会えないアーティスティックな猫作品もたくさん。入り口入って左のギャラリースペースでは、2週間ごとにテーマを変えて作品を展示しています。

2週間ごとに入れ替わるギャラリースペース
2週間ごとに入れ替わるギャラリースペース

■「猫の額」の謎にせまる!
雑貨やアートなど様々な形の作品があったり、それらが1点ものだったりと、いっぷう変わった「猫の額」。その謎を解き明かすべく、店長の木村さんにお話を伺いました。

◆お店のコンセプトは?
えんウチ:お店のコンセプト等はありますか?

木村さん:「キャッチフレーズは「お店まるごと猫づくし」(笑)。お店に置く作品は、作品がいいかどうかよりも作家さんが自分と合うかどうかを重要視します。また、まだ無名の作家さんを応援したいので、扱う作品数も多くなっていますね。そういう方に対して、素材や画材の相談に乗ったり、うちにある他の作品と被りにくいものを提案したりもしています」

えんウチ:だからこんなにたくさん作品があっても、似ているものがないんですね。

木村さん:他にも、いわゆる猫作家さんではない作家さんにも、『この人は猫がうまそうだな』と感じたら『猫の絵を描いてみませんか?』と声をかけたりします」

えんウチ:全く猫を描いていないような作家さんに、ですか?

木村さん:「そうなんです。たとえば、どちらも美しい曲線がポイントなので、女性がうまい人は猫もうまい。そういう方に制作してもらった猫作品は本当にここにしかないし、他のお店との差別化にもなってると思います」

◆1点ものを扱うこだわりは?
えんウチ:ほぼ1点ものしか扱わないというのはどうしてなんですか?

木村さん:「大量生産と違って、1点ものには心がこもっているからです。それだけでなく、一点ものの作品は作家さんそのもの。(作品を指しながら)これなんか、作家さんにそっくり。作品を見るとその作家さんがどんな人なのかわかるのが面白いですね。猫作品を見ているようで、結局その先の人を見ているんです」

◆どうして猫グッズの専門店をはじめたの?
えんウチ:猫グッズ専門店をはじめたきっかけがあればお聞かせください。

木村さん:「昔、知識不足から飼い猫を病気で死なせてしまって。その時、『猫と人をつなげる仕事はできないか?』と考えたのが最初のきっかけです。もともと作家活動をしていたので、作家友達30人ほどに声をかけてお店を始めました」

えんウチ:木村さんも猫作品の作家さんだったんですか!もしかしてこの中に木村さんの作品も…?

木村さん:「いや、今は僕の作品は置いていません(笑)」

えんウチ:昔は置いていたんですね。店内には何人くらいの作家さんの作品が置かれてるんですか?
 
木村さん:「現在お店に作品を置いている作家さんは200人くらいですが、これまでに作品を扱った作家さんは通算で300人以上になります」

木村さん、ありがとうございました!

ハートを抱いた猫の置き物
ハートを抱いた猫の置き物

猫雑貨&猫アートのお店「猫の額」は、猫作品を売るだけのお店ではありませんでした。作家さんの相談に乗ったり、作家さんの才能を見抜いて作品を依頼したりと、お店自体が「根っこ」の部分から作品に関わっています(猫だけに)。そこにあるのは、作家さんの愛情がこもった作品ばかり。その作品をさらに、愛をこめて取り扱っている「猫の額」でした。

「猫の額」は2月22日猫の日、高円寺で開催される「“ニャンニャンニャン” in 小杉湯」イベントに参加。猫作家さんの作品を入札形式で販売し、作品の製作費以外はすべて募金します。詳しくは「猫の額」Web をご覧ください。